2015年1月20日火曜日

まみちゃんのこと

ビパッサナー瞑想に行ってきました。色々深い体験で、見るもの、触るもの、自分の足元や体全体の感覚が変わっていたとか、書きたいことはいっぱいあるのですが、瞑想中に自分の身体の感覚や呼吸を観察しながらも、色んな雑念や思い出が浮かんでは消えていくのですが、その中で思い出して、胸があったかくなったことを一つ覚え書き。

高校の時に保健室にまみちゃんという先生がいました。優しい小柄な年配の女性。みんなに「まみちゃん」と呼ばれていました。高校の時、当時、差向うと緊張がぱんぱんにはりつめていた親と離れたいため、寮のある学校を選んで入ったわたの子、大切な友達もできたけれど、どうしても心がしんどくて身体もだるいとき(高校生は高校生の悩みがあるものです、友達と同じ人を好きになってしまったりとか、進路がまったくわからないとか)、時々、お昼休みに保健室に行っていました。

別に何をするわけでもなく、まんがを読んだり、他の子がやっているジグゾーパズルを見たり、ただ、そこにいただけ。まみちゃんは特に何を言うわけでもなかったけれど、最後、卒業する時に、「自分自身と仲良くね」と言ってくれた。座って瞑想しながら、自分の身体の感覚を見つめながら、思い出して、涙がぼろぼろ出た。身体の感覚も痛かったところがふわっとゆるんで、変わっていくのがわかったな。

私もまみちゃんみたいになりたいな。エライ人とか立派な人になんかならなくていいから、今、自分がいるところでまみちゃんになろう、って深く思った。

ブッダは自分自身をよりどころにしなさい、どんなに嵐がきたとしても、避難できる小島を自分自身に作りなさい、と言っていたけれど、きっとその小島にまみちゃんは住んでいるな。


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