2015年1月5日月曜日

からだの地図

ボディ・マッピングってご存知でしょうか?自分の中の身体のイメージ。

先週、いい本を買いました。その名も『DVD BOOK ボディ・マッピング だれでも知っておきたい「からだ」のこと』(バーバラ・コナブル、エイミー・ライカ―著、小野ひとみ訳)



アレクサンダー・テクニックの先生が書かれている本だそうです。自分の身体の地図を見直そうというもの。

特にすごいのはDVD。思い込みや習慣で自分の身体に制限をかけている「ボディマップ」を修正していく方法を、具体的な解剖学的イメージと、動きの例などをあわせて丁寧に説明してくれているのです。

たとえば、関節はどこにあるのか(どの動きだと、どこから動いているのか)、どこに中心のラインがあるのか、肺の位置と呼吸する時どの部分を使っているのか、などなど、見て、ちょっとやってみるだけで、身体の感覚が変わっていくのがわかります。

例としてあげると、「うんうん」でうなずく時の関節と、「いやいや」と首を振る時に使う関節が別だってこととか、手首は、手と腕の境目の線のある部分だけじゃなくって、手のひらの下側の意外と大きな部分(手首は8つの骨でできています)だったということとか、上半身と下半身の境目はウェストではないということだとか、とにかく、「なんとなーく」思っていたことが、実はまったくの思い込みだったと気付くだけでも、かなりの驚きがあるのです。

わたの子も鍼灸師なので、学校で解剖学は勉強しましたし、患者さんの身体に触れてきたので、多少は知識があるつもりでしたが、自分の中の身体の地図は、かなりもやがかかっていて、修正が必要だということを実感しました。

そしてこの作業、けっこう楽しい!見知らぬ土地(自分の身体だけど)を探検していく感じ。どこに林があるのかな、と骨を探り、どこに橋がかかっているのかな、と関節を見つけ、どこがどう動くか、どう感じるか、を確かめるこの作業(触診用にはこれまたいい本、『ボディ・ナビゲーション』という本があったけれど、『ボディ・マッピング』は自分で感じて動いて確かめる、セルフ身体ディスカバー本なのです)。

身体の地図がはっきりすると、動くのもスムーズになるみたいだし、楽しみだなあ。自分の身体と仲良くなれるのって素敵ですよね。

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